その他 | 2019.05.22
ご愛読者の皆様、お久しぶりでございます。
先日、植木の変色部を顕微鏡撮影したら、なにやらカビのようなものがありました。
同定できてないので何なのかはわかりませんが、肉眼では見えない世界にお邪魔し、楽しい時間を過ごしました。
さて、この写真は約20倍です。
例えばこれがカビだとすると、初めの胞子が付着して菌糸を広げようとしているのが、肉眼で見えるでしょうか?
ましてや、広い畑を見渡したときにすべての感染に気付けるでしょうか?
おそらく無理でしょう。
ここでタイトルに戻りますが、作物が一見無傷でも、実は菌糸の付着・侵入や発病が起こっている、なんてことはよくあります。農薬には、「菌糸の侵入を防ぐ」や「侵入した菌糸の伸長を防ぐ」等、それぞれ作用するポイントがあります。いずれにせよ、正確にそのタイミングを目で確認するのは困難です。
病害が目に見えてからではなく、見えないうちから計画に沿って防除して、収量向上を一緒に目指しましょう。
九州営業:上原