31年続いた平成の時代が終わり、新しい“令和”という時代の足音がもうそこまで近づいています。
そんな折、明日4月28日(日)は、1977年に沖縄県糖業振興協会が制定した「さとうきびの日」だそうです。
名前は知っていても、さとうきびという植物を見たことのある方は少ないと思います。日本では沖縄、鹿児島そして四国の一部などで栽培されている植物で、言わずと知れた砂糖の原料です。また、某有名メーカーのうま味調味料の原料としても有名です。
これまで何人かのさとうきび農家さんのお話を聞かせていただく機会に恵まれました。
さとうきび栽培で毎年頭を悩ませるのが、台風被害と雑草防除のようです。また、害虫被害も心配の種で、弊社の殺虫剤プリンスベイトをお使いいただいている農家さんがたくさんいます。あるとき、不思議なお話を聞きました。
普段通りさとうきびの苗を植え付ける時にプリンスベイトを処理したわけですが、どうやらその畑はほとんど害虫がいなく、プリンスベイトを使わなくても害虫被害は全くなかったようです。ところが収穫を迎えるころ、事件が起きたのです。プリンスベイトを使った部分だけ、さとうきびが大きく育っていたそうです。同じ畑に肥料を同じだけ入れ、同じさとうきびの苗を植えて、同じように雑草防除をしたそうです。違うのは、殺虫剤であるプリンスベイトがあるかないか?もちろん害虫はどちらもいません。
どうして1年後、こんなに生育に差が出たのでしょうか?この疑問に、メーカーである私たちもいろいろ考えを巡らせてみたのですが、長い間その答えを導き出せない日々が続いていました。ところが最近になって、一つの仮説が持ち上がり、研究が始まり、今年2月頃一つの答えにたどり着きました。その答えとは・・・・・・。
明日、さとうきびの日にその答えをご紹介します。
開発部:瀬古