農業向けソリューション

“彼の名は。” 名も知らない虫たち ①

新年あけましておめでとうございます。
月並みですが、今年もどうぞよろしくお願いします。

2018年のブログは、新しい取り組みにもチャレンジしていこうと思っています。 

さっそくですが、生物の中で、その種類がもっとも多いと言われているのが昆虫です。
ホタルやトンボは誰もが知る虫の中のアイドル的存在、またヘラクレスオオカブトやニジイロクワガタは昆虫界のヒーローかもしれませんね。反対に、ゴキブリや蚊は見つかると叩き潰される、嫌われ者の代表格です。それでも知名度だけは抜群ですね。

そんな中、農作物を加害する農業害虫はほとんど見向きもされず、その短い一生を終えます。
そこで今回、この名も知らない農業害虫にスポットライトを当ててみたいと思います。

今の時代、ネットで検索すれば害虫の写真はもとより、たくさんの情報が得られるでしょうが、それでは芸がないので、ブログならではの、私が描いた”似顔絵”と、意外と面白いエピソードなんかを紹介したいと思います。どうぞお付き合いください。素人の絵ではさっぱりイメージがわかないという読者の皆さんは、害虫名で検索してみてくださいね。また、正式には点描法という、生物学上決まった絵の描き方があるんですが、とっても大変なのでこちらはご容赦願っています。

それでは2018年、新年最初を飾るトップバッターは、まだまだ寒いこの季節、まるで毛皮のコートをまとったような奴からです。 

彼の名は、“アメリカシロヒトリ”。

蛾(ガ)の幼虫で、校庭のサクラの木によく発生するいわゆるケムシです。 

一般的に、この毛を見ると毒があるんじゃないかと思われがちですが、彼らには毒なんかありません。
蜂のように刺すこともなければ、アリのように噛むこともありません。

春から夏にかけて彼らを見かけたら、手のひらにのっけてコロコロしてあげてください。毛が意外と気持ちいいかもしれませんよ。(まれにアレルギーをおこす方がいらっしゃるようですので、ご心配な方はコロコロはお控えください。)
サクラのほか、農業的にはいろんな果樹につく害虫です。

次回、第2弾は、刺されると強烈に痛い虫を紹介します。

開発部:瀬古

 

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