お知らせ | 2017.09.13
『りんごが落ちた』という超シンプルな出来事を見て、かの有名な万有引力を発見したアイザック・ニュートン。
今からさかのぼること350年、彼の実家の庭に植えられていたりんごの木から受け継いだ接ぎ木苗が、1964年日本に送られたそうです。
1964年といえば、そう東京五輪の年、東海道新幹線開業に沸く一方、海の向こうではケネディ大統領暗殺という暗いニュースもありました。
巷では、かっぱえびせんやワンカップ大関が大ヒットし、歴史好きな人なら一度は読んだことがある山岡宗八の徳川家康(全21巻)がベストセラーになった年でもあります。
この年にニュートンのりんごも日本に来ていたんですね。
その後、穂木を導入して増えた1本が、青森県産業技術センターで、今なおその生命の流れを継承しています。
青森県を訪れ、この樹を見たとき、歴史のロマンと生命の強さを感じました。
と同時に、果たしてこのりんご、いったいどんな味がするんだろうって、庶民的な興味も沸いてきました。
最近、落ちてくると言えば北からのミサイル、物騒な世の中ですが、次の東京2020五輪に向けて、読者の皆様に幸せが舞い(落ちて)降りてきますように。
開発部:瀬古