畑作 | 2017.05.05
プリンスベイト発売10周年。支えてくださった皆様 に『ありがとう』 の感謝を添えて、ベイト剤についてほんの少し紹介させていただきます。
ベイト (bait) はそもそも英語ですが、訳すと“エサ”とか“誘惑💗”っていう意味があります。
写真のように見た目は“つぶ状”の製剤ですが、その中には害虫のエサとなる材料が練りこまれています。ゴキブリ退治のホウ酸団子を作るとき、ジャガイモや小麦粉を混ぜ込みますよね。あのイメージです。プリンスベイトの場合、この“エサ”にあたる材料にある穀物を使っていますが、詳細は企業秘密ということで悪しからず。エサに誘惑された害虫がおびき寄せられてパクリと喰いつくわけです。他の薬剤にはないプリンスベイトの最大の特徴です。
また、害虫にとってエサに好き嫌いがあるかどうかは知りませんが、万一ベイト剤に喰いつかなかった害虫が多少残ってもご安心。プリンスベイトの有効成分はサトウキビの根からも吸収されますので、食害しようとする害虫も防除できます。
極めつけはこのベイト剤の青い色。サトウキビのふるさと、沖縄の青い空のようですね。
ごらんのとおり、処理した後がくっきりハッキリ確認できますから、まきムラが無いように上手にまけて安心ですよね。こんなプリンスベイト、今ではサトウキビ用殺虫剤の中で最大数の適用害虫登録を取得することができました(2017年5月現在)。これからもまた新しい次の10年に向けて、ますます生産者のみなさんの安心に貢献できるよう努めていこうと思います。
最後に、現在プリンスベイト発売10周年を記念してフォトコンテストを実施中です。ステキなサトウキビの写真を撮ってどしどしご応募ください。詳しくは、BASFジャパンホームページまで。
開発部:瀬古