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珍味な話

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『1月行く、2月逃げる、3月去る』とはよく言ったもので、あっという間に春を迎え、桜前線が北日本にさしかかっています。関東は葉桜の季節となりましたが、このあと桜の葉などをバリバリ食べる害虫が発生します。

 

今回は、そんな害虫を味わってみましょうというお話。

モンクロシャチホコという害虫、見た目通りいわゆるケムシです。

成虫は黒い大きな斑紋が特徴的な“蛾”で、ちょっとカッコイイかも? 

聞いた話ですがこの害虫、案外おいしいそうです。桜のチップでスモークしたような香りが、何とも食欲をそそるとか? 

せっかくですので、簡単に調理方法も紹介します。

大きく成長した幼虫を採ってきて(このケムシの毛に毒はないので素手で触っても大丈夫です)、2-3日飼育します。すると、体内の糞を全部出してくれます。これをお湯で数分湯がき、そのあと少々油を引いたフライパンで中火で炒めます。毛はすぐにごげてなくなるようです。表面がカリカリっぽくなったら完成。お好みで塩を振ってもいいみたいです。

見た目と裏腹に、ほんとに美味しいそうで、みんなが採って食べるようになったら虫がいなくなるんじゃないかと心配する人すらいるそうです。ちなみに、桜につくアメリカシロヒドリというケムシもいるので注意してください。

開発登録部:瀬古

 

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