お知らせ | 2016.09.28
BASFジャパン東京本社の受付に、BASFの歴史を語る看板が掲げられています。
BASF東京本社エントランス[/caption]今では関わらない業界はないくらいに幅広く化学製品を提供するBASFですが、その始まりは化学染料でした。
1865年にドイツのマンハイムで設立したBASFは、1897年に合成染料のインディゴ(藍)を開発しました。BASFが日本への輸出を開始したのもちょうど同じ頃、明治時代のことです。BASFのインディゴは高価で手間のかかる天然藍の代替品として世界的に人気を博し、日本でも紺かすりに使用されていました。インディゴは、現在もブルージーンズに使用されています(※)。
受付に飾られている看板は、昭和初期の頃に使用されていたもの。
左に記載されている文字「馬獅子アニリンソーダ工場」は、
BASFの旧社名「バーディシェ・アニリン・ウント・ソーダ・ファブリーク」を指しています。
中央右の跳馬とライオンの紋章は、1873年から使用されていたBASF初期のロゴマーク、その左には、1922 年に商標登録され肥料製品のみに使用された「BASFエッグ」と呼ばれるロゴマークが描かれています。化学肥料は、私たちの生活に大きな影響を与えたBASFの発明のひとつ、「ハーバー・ボッシュ法」のアンモニア合成でうまれた製品ですが、それはまた次の機会にご紹介します。
BASFの東京本社を訪れることがありましたら、ぜひお近くでご覧ください。
※BASFの繊維用染料事業は、現在は既に売却されています。
コーポレートアフェアーズ: 北原