その他 | 2016.09.13
最近、仕事で知り合ったある先生からとても興味深い本をいただいたので、簡単にかいつまんで読者のみなさまにもおすそ分けします。
突然ですが、『土ってどうやってできるの?』と聞かれたら、どう答えますか?
私たちのふるさと日本は、国土の7割を占めるほど山が多く、そこには無数の川が流れています。川の流れは角張った石を丸く削り、その細かい削りカスが生まれます。またいくつかの山は、永い年月のうちに噴火を繰り返し、火山灰を供給します。これらが土の母材になるようです。
一方、程よい雨に恵まれる日本は、少しの隙間でも植物が根付き、この遺体が微生物などの分解によって腐植の原料となります。
この2つが合わさって初めて”土”となるのです。言い換えれば砂漠の砂は、100年経っても土になれないのです。
山と川と雨に恵まれた日本は、農業の根幹をなす、大切な大切な”土”の宝庫なのかもしれません。なぜなら、海外のデータでは、土の生成速度は1000年で16cm程度のようですが、日本では1000年前の遺跡の上に1m近い地層がみられるからです。
一日中、オフィスのパソコンの前でお仕事しているみなさん、たまのお休みには童心に帰って、泥んこ遊びでもいかがでしょうか?
開発部:瀬古