西洋芝にとっては最も厳しい季節がやってきました。
芝生の根系衰退、夏場のピシウム病・赤焼病、炭疽病や様々な病害との複合感染など、ターフクオリティを維持するためのコース管理に最も神経を使う季節です。
しかし、今年の夏は各地で例年とは降雨や気温条件が少し異なるようで、
東日本では例年に比べ乾燥傾向で推移をしていましたが、梅雨明け以降、強烈なゲリラ豪雨にみまわれており引続き水管理含め管理の見通しずらい日々が続いています。(私も外出時に傘を持っておらず全身びしょ濡れになってしまいました)
(少し確認しづらいですが、ダラースポットの菌糸)
そんな中、芝の上を歩いているとダラースポットの菌糸を見つけました。まだ気温が上がりきっていない状態が続いていたからでしょうか。朝露が菌糸にのることで確認ができます。ただ防除の際は、日中気温も高くなりますし、薬剤・水焼けに気を付けて散布する必要があります。
また、高温(夜温も高い状態が続く)と加湿条件が数日続き芝が弱ってくると、今度はピシウム病の発病リスクも高くなります。一度発生すると劇的に蔓延する病害なので、日々のローテーション予防も欠かせないですね。
そのような時には、耐雨性にも優れ、ピシウム病の予防散布、ローテーション防除に最適な「ザンプロターフ」はいかがでしょうか。本製品は予防効果が中心ですので、一度、治療効果の高い製品で菌密度を落とした後に散布いただければより製品の強みを活かすことができると思います。
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また、ダラースポット、炭そ病などの発生が兆候みられる場合には、SDHI系統で芝生にダメージの少ない「エメラルドDG」による予防もオススメです。
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厳しい夏を乗越え、よい秋の行楽シーズンが迎えられるといいですね。
環境緑化製品部:坂本