ユーザーズボイス 山口県 中野 昭人さん
山口県 中野 昭人さん
Q. 農業を始められたきっかけは?
A. 営農していた父が高齢になり、継ぐならまだ元気なうちにと考えて勤めていた会社を退職し、法人化して就農しました。
毎年気象条件が変わるので栽培管理に苦労していますが、お客様が「おいしい」と喜んでくださるとやりがいを感じますね。
Q. お仕事上、課題になっていることは何ですか?
A. 収益性が低いことです。地域は少子高齢化が進んでいて、現在の収益性では後継者を見つけるのも困難です。労働生産性を向上させるために、マネージメントのPDCAサイクルを意識して、どんな小さいことでも改善するよう努めています。
特に5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)は大切にしています。汚れている職場には将来はないと考えています。
Q. 「xarvio® FIELD MANAGER」をご利用になった動機を教えてください。
A. 生産性を高めて収量を増やすためです。今後の規模拡大に備えて、「xarvio® FIELD MANAGER」で栽培管理の効率化や体系化を進めています。
例えば生育マップや生育履歴を見て栽培管理を見直したり、生育ステージを参考にして防除などの管理を計画的に行なったりしました。おかげで、収量を15%ほど増やすことができました。
ただ圃場によりばらつきがあるので、さらに管理して収量を上げていきたいですね。また、新たに酒米の山田錦も栽培する予定でして、食用米とは生育管理も異なるでしょうから、データを活用して長門農林水産事務所の協力を得ながら目標達成できるようにしたいです。
Q. 今後の展望や夢を教えてください。
A. 農業従事者が激減しているので、農地の集約や大規模化は避けられないと思います。それらに対応した設備投資は必要ですし、十分な労働対価が払えるよう安定した経営を目指して頑張っていきたいです。最終目標は、経営者も従業員も幸せになることですね。
農業が将来の生活設計が立てられる収益を確保できる産業になれば、若い方も関心を持つようになると考えています。