農業向けソリューション

ユーザーズボイス 栃木県 冨士山 純さん

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栃木県 冨士山 純さん

Q. 農業を始められたきっかけを教えてください。

A. 私は農家の長男ですが、若い頃は農業に魅力を感じず、会社勤めをしていました。しかし、仕事にマンネリを感じ始めた頃から、実家の農業を手伝うようになり就農しました。父が他界したことをきっかけに、これまでの農業に対する考え方や取り組み方を改め、「新しい農業経営に挑戦したい」という気持ちで再スタートしました。現在は、米、麦、そば、飼料用米を輪作しています。

Q. 農業のどのようなところに、魅力・やりがいを感じていらっしゃいますか?

A. 仕事を通じて素敵な人たちと出会えることです。目指すべき姿が目の前にあると、やりがいを感じますよね。人柄や行動から作業に対する姿勢が伝わってくると、「自分もあんな風になりたいな」と。また、Facebookで農家仲間が増え、広範囲でつながりができました。オフシーズンには実際に現地を訪れ、施設や作業を見せてもらうなど、世界がどんどん広がっています。他の地域には、独自の特色があり、その良さを地元に持ち帰ることで、この地域もさらに良くなると思います。今はとてもやる気に満ちています!

Q. 現在、お仕事上で課題になっていることは何でしょうか?

A. うちでは70ヘクタールを5人で管理していますが、雇用が課題の1つです。近隣では、人材を採用しても1年足らずで辞めてしまうケースが多く見られます。幸い、うちでは辞めた人が1人だけですが、それでもスタッフを通年雇用し、一通り作業を覚えてもらうことは容易ではありません。ですから、できるだけ長く勤務してもらえるような環境を整えることが大切だと考えています。

Q. xarvio® FIELD MANAGERは、どのようなことにお役立ていただいていますか?

A. 一昨年から地力マップや生育マップを活用しています。昨年からは可変施肥田植機を導入し、すべての圃場でxarvio® FIELD MANAGERを使った可変施肥で田植えを行いました。この地区では倒伏して発芽している圃場が多く見られましたが、xarvio® FIELD MANAGERを使った圃場では稲がなびく程度で倒伏を免れました。また、稲刈り時の作業効率も向上し、品質の良い状態でストレスなく稲刈りができました。

Q. 今後の展望や夢を教えてください。

A. 昔は農業と言えば「きつい・汚い・危険」の3Kというイメージがありましたが、今は間違いなく「かっこいい・稼げる・感動」の新しい3Kだと思います。これからはもっと多くの人に「食」や、作物ができるまでの過程に関心を持ってもらいたいです。今、ボランティアで小学校の食育活動を行っています。こうした経験を通じて次世代の子どもたちに農業の魅力を感じてもらえたらと思います。