農業向けソリューション

地場産大豆の「油揚げ」復活のために大豆栽培を再興

新潟県長岡市
農事組合法人 オーク様

主な栽培作物
水稲 大豆

大豆の栽培品種
エンレイ

名産品「栃尾の油揚げ」を地元の大豆で作るプロジェクトに参画し、長らく途絶えていた大豆栽培を復活させた農事組合法人オーク。栽培開始時の苦労と、現在の栽培についてお話を伺いました。

栃尾産大豆の「油揚げ」復活に向けて

新潟県を代表する名産品「栃尾の油揚げ」。通常の油揚げのおよそ3倍の大きさがあり、県内では居酒屋のメニュー定番として、広く知られています。発祥の長岡市栃尾地区では今でも多くの油揚げ店が街中にあり、全国から人が買い求めに来ています。かつては原料の大豆も栃尾で栽培されていましたが、近年では大豆を生産する農家もなくなり、原料も県内外や輸入品の大豆で賄うようになりました。そのような中、地場産の大豆で油揚げを作る機運が高まり、平成22年に栃尾地域で大豆を生産する「食と農の連携プロジェクト」がスタート。農事組合法人オークの長谷川記一代表も、プロジェクトに参画し、平成26年から大豆栽培を始めました。

長谷川記一代表。オークは栃尾ではまだ数少ない油揚げ店と契約栽培をしている大豆生産法人。水稲栽培面積は40ha

栽培開始時の困難と軌道に乗るまで

BASF営業担当と除草剤の効果を確認する長谷川代表。大豆の栽培品種は豆腐加工に適した「エンレイ」を採用。

荒廃した休耕田の整備から始まった大豆作り。「雑木や草、石ころの除去など、本当に大変でした」と、当時の苦労を話します。それでも、圃場の排水整備などに取り組み、今では多いときで反収160㎏を達成するほどに。栽培面積も3haに拡大し、油揚げ生産の過程で不要となる「おから」を有機肥料として再利用するなど、ユニークな取り組みを行っています。作業人数の関係上、大豆の作付面積を増やすことは「現状難しい」と言いますが、「作業の効率を上げ、収量のアップを図りたい」と意気込みます。

ツユクサ対策にBASF除草剤ラインナップを導入

栽培上の課題について「除草にかかる時間とコスト」と話す長谷川代表。特にツユクサには苦労しているといいます。「1年休ませた後に大豆を作付けた畑で多発しました。雨の影響で中耕できなかったのも原因とは思いますが、休ませている間も非選択性の除草剤を散布したのに、これほど困るとは思わなかった」。そこで土壌処理剤を散布した後、パワーガイザー液剤、バスタ液剤の体系処理の提案を受け、今期試してみることに。「大豆の3葉期にパワーガイザー液剤の全面土壌散布を行い、そのあとにバスタ液剤の畦間散布を動力噴霧器で行いました。畦間の除草はとても良好です」と手ごたえを感じています。「土壌処理剤では今年初めてプロールプラス乳剤を試験的に使いました。来年は、最初の土壌処理はプロールプラスで行い、状況に応じてパワーガイザーやバスタを使用し、目標の収量を目指したい」と、力強い言葉をいただきました。

ツユクサの密度が高い圃場はバスタ液剤を200倍で散布。結果は「非常に良好」とのこと。

自慢の一品

農事組合法人オーク 様

油揚げ店「豆撰」の油揚げ

オークで栽培された大豆も原料で使用。栃尾産大豆とこだわりの生絞り製法で作られる油揚げは、大豆の深い味わいを楽しむことができ、好評を得ています。

農事組合法人オーク様の除草剤散布体系

農事組合法人 オーク様の圃場での問題雑草

  • ツユクサ
  • ヤブツルアズキ
  • 帰化アサガオ類