農業向けソリューション

ユーザーズボイス 静岡県 田森 喜治さん

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静岡県 田森 喜治さん

Q.農業の魅力、やりがいについて教えてください。

A. 計画的に行動して結果を出していくところにやりがいを感じています。また、年々変化する気象状況に対応して、安定して作物を出荷できるように工夫しています。

Q.これまで一番大変だったことは?

A. 以前は会社勤めをしながらお米を作っていましたが、耕作面積が増えたため早期退職をして専業農家になりました。ところがその後すぐにコロナ禍になり、お米の値段が急激に下がってしまい大変でしたね。
また、ここ数十年なかったウンカ被害で何箇所か全面枯れしたこともありました。防除を徹底するようにして、なるべく高品質の価格帯で出荷するよう工夫しています。
今は、栽培面積が増えているのに、処理施設や機械が追いつかないことが課題です。それに気象の変化が大きく高温障害が起きやすい中、品質を安定させることが難しくなっていると感じています。

Q.「xarvio® FIELD MANAGER」 はどのように役立っていますか?

A. 栽培管理の面で大きく役立っています。生育マップで圃場の変化にも気づくようになりました。私の圃場には高低差があり、ある時一部分の水が少なくなっていたんです。それに気づかず、生育マップの表示を見て「これは何だろう」と圃場に行ったら、稲が枯れかけていたのですが、水管理と追肥で回復させることができました。
ドローン防除の際には風の予想を見て、「明日は散布できるかな」と計画を立てるのに活用させてもらっています。
お米最高金賞を受賞したときも、生育ステージ予測から刈り取りの適期を教わりました。「こんなに早くていいのかな」と思っても、実際に刈ると適正時期でしたね。胴割れがなく、良い品質のお米ができました。

Q. 今後の展望や夢を教えてください。

A. 今年は市の農業委員にもなり、地域の耕作放棄地の解消や農地の集積化に取り組んでいます。
自分の農業に関しても、この先、後継者のために作業の効率化や仕組み作りをしていきたいです。「xarvio® FIELD MANAGER」の栽培記録は後の世代に残せるので、事業継承にも役立ちますね。