農業向けソリューション

ユーザーズボイス 埼玉県 関和 英之さん

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埼玉県 関和 英之さん

Q. 農業を始められたきっかけを教えてください。

A. 実家が1町2反ほどの規模で農業を営んでおり、20年ほど前に手伝いから始めました。もともと、うちの会社では貿易や食品の卸売をやっていて、中国から食品や漬物を輸入して販売をしていたんです。しかし、2008年の中国製ギョーザ中毒事件を機に輸入がストップし、半年ぐらい何もできない状況に。そこで、露地野菜を栽培するようになりました。その後、「田んぼをやってくれないか」と声をかけられ、米づくりを始めました。離農された方々から農地を受け継ぐ形で面積がどんどん拡大し、今では60ヘクタールほどの農地で米、麦、大豆、野菜を栽培しています。

Q. 農業のどのようなところに、魅力を感じていらっしゃいますか?

A. 農業はやっていて楽しいですよね。最近、コメ不足が深刻な問題になっているなかで、食の安全保障という面でコメの生産者として、少しでも貢献しているのかなと感じています。
もともとこの辺りは、ずっと水田地帯だったんです。農業を続けることで綺麗な田んぼを保っていけるのは、非常にやりがいがありますよね。

Q. どのようなきっかけで乾田直播を始めたのでしょうか?

A. 面積を増やそうと思ったことがきっかけですね。「乾田直播にすると収量が落ちるでしょ?そこまでして、なぜやるの?」と言う方もいます。でも私は、最終的に手元に残るものがあることが大事だと思っているんです。苗を作るコストや管理の手間を考えると、節水型乾田直播の方が効率的で、たとえ収量が1俵落ちても、最終的な手取りは十分に見合います。目先の売上だけを追っていては、経営が立ち行かなくなってしまいます。省力化し、長く続けるための取り組みの一環として、乾田直播栽培を一部の圃場で行っています。

Q. xarvio® HEALTHY FIELDS をご利用になった動機を教えてください。

A. 知り合いから教えてもらって試験栽培を行い、サービス開始と同時に導入しました。xarvio® HEALTHY FIELDSは作業が最も集中する時期にカバーしてくれるので、「これはやるしかない」と思ったんです。うちの場合、麦の収穫と雑草が出るタイミングが重なり、6月に入ると作業が一気に集中します。そこをサポートしてもらえるのは本当に助かります。やはり「時間をお金で買える」という点が、すごく魅力的です。うちは作業するのが2人しかいないので、2人が農薬散布に集中してしまうと、他の作業が後回しになってしまいます。雑草管理をxarvio® HEALTHY FIELDSに任せて、その間に別の仕事ができるのが1番のメリットですね。

Q. 今後の展望を教えてください。

A. 5年後には、農地面積が100町近くになるのではないかと思います。周囲の農家さんを見ていると、ご高齢で後継者もいないというケースが多く、今後、離農される方の農地をどれだけ引き受けられるか…ということになると思うんですよ。従業員を増やしてマンパワーを強化するのも1つの方法です。でも、それだけではなくて、作業負担を軽減する手段としてスマート農業が欠かせません。作業をサポートしてくれるxarvio® HEALTHY FIELDSのようなサービスも活用しながら、農地を拡大し、地域の農業を守っていきたいです。

※この記事は2025年に公開されたものです。