Q. 農業の魅力や、やりがいを教えてください。

A. 江戸時代から脈々と続いてきた農業を引き継いでいますが、とにかく自然を実感しながら仕事ができるのが魅力です。私は幼い頃からよく川遊びをしたし、昆虫も大好き。畔は昆虫を含めた生き物の宝庫です。てんとう虫やバッタ、チョウ、クモなどで一杯！そんな環境の中で、しっかり汗を流して頑張っています。

Q. お仕事上で大変なこと、課題になっていることは何でしょうか？

A. 草刈りが大変ですね。体力勝負なので、腹筋で体を鍛えています。これからの大きな課題としては、後継者がいないことです。地域が高齢化して、労働力不足になっています。水当番ひとつをとっても、不安になることがあります。

Q. 「xarvio® FIELD MANAGER」はどのように活用されていますか？

A. 実にさまざまな場面で活用しています。たとえば、もち米の収穫時期は、人工衛星から解析する平均植生の数値を見ながら生育状況を確認します。その数値と水分含有量の相関性を確認し、収穫適期の分析に役立てています。小麦の栽培にも利用しています。たとえば、生育ステージをマップで俯瞰的に見ることができるので、防除計画を立てられます。そのデータを集落営農組織のメンバーで共有すれば集落全体の情報がわかるので、作業効率が高められるので助かりますね。
さらに地力マップもメンバーに共有していて、集落の地力作りにも役立っています。これらの取り組みの結果、収穫量の増加や肥料コストの削減に繋がっていると感じています。

Q. 「xarvio® FIELD MANAGER」は、後継者問題にも貢献できそうでしょうか？

A. 若い方が農業に関心を持ってもらうには、やはり安定した生活ができる収入の確保が必要だと思います。
それには農業作業の機械化や効率化が不可欠です。「xarvio® FIELD MANAGER」を用いて、業務の効率化や標準化を進めていきたいと考えています。