Q. 農業を始められたきっかけをお教えください。

A. 祖父が愛媛県から北海道に来て開拓し、私で3代目になります。両親2人での作業は大変だなと思っていたので、少しでも手伝いたいと思ったのがきっかけです。小学生の頃から防除作業などを手伝っていて、嫌いじゃないなと思って高校卒業後に農家を始めました。

Q. 農業のどのようなところに、魅力・やりがいを感じていらっしゃいますか？

A. 作物が生育するときの状況を見て、だんだん大きくなっていくのが魅力だと思います。毎日毎日、成長していく様子を見られるのが良いですね。

Q. お仕事の中で大切にしていること、心がけていることをお教えください。

A. 基本的に畑をよく見るようにして、病気や害虫の発生状況を確認し、適期の防除を心がけています。3年日記をつけているので、1年前や2年前は何をやっていたかなと振り返って参考にしながらやっています。

Q. これまでで、一番大変だったことはどのようなことですか？また、どのように乗り越えられたのでしょうか。

A. 一番大変だったのは妻の早逝です。2人で作業をしていたので、これからどうしていくかとても悩みました。その後、1人でもできるように、大型トラクターやGPSの導入で機械化を進めて乗り越えました。収穫期が重ならないように作物を変えたりもしました。

Q. 使用しているBASFのソリューションがあれば、どのようなことに貢献しているかお教えください。

A. フィールドスター^®P乳剤、ゴーゴーサン^®乳剤、カンタス^®DFを使っています。フィールドスターはビートの除草でよく効きます。ゴーゴーサンはやっぱりいいですね。小麦の出芽後でも薬量を落とさずに安全に使用できるところが気に入っています。降雨があっても、麦に安心して使用できるのが良いです。自分の畑では、除草効果で不満に思ったことはありません。

Q. 若手生産者、就農を考えている方にメッセージをお願いします。

A. 農業は簡単なものではないので、まずは農家を頼って5年くらい実際に見ながら勉強した方が後々その人のためになって、ちゃんとした農家になれると思います。そして就農したら機械など取り入れられるものは早く取り入れて、自分が無理せず人手不足でも続けていけるようにしたらやっていけると思います。