Q. 農業を始められたきっかけを教えてください。

A. もともと自動販売機にジュースを詰める仕事をしていました。当時から弊社の社長と知り合いで、農作業が忙しい時期に手伝うようになり、10年ほど前から本格的に就農しました。現在は主に、レタス、キャベツ、長ネギ、トウモロコシを栽培しています。

Q. 農業のどのようなところに、魅力を感じていらっしゃいますか？

A. 同業者の多くが良き仲間であるところです。本当に良い先輩に恵まれ、技術を教えていただいたり、機械を貸していただいたりしました。色々な情報や栽培技術も教えていただき、本当に恵まれた環境で農業を続けられていることに感謝しています。

Q. お仕事をする上で大切にしていることは何ですか？

A. 人とのつながりを大切にしています。出荷工程に関わる農協の担当職員さんや出荷先の関係者など、色々な人とのつながりがあって私たちは野菜を出荷することができます。さらに言うと、その方々の生活も私たちの仕事にかかっていると思います。ですから、実際に仕事で関わる人々とのつながりを大切にしていきたいですね。

Q. xarvio^® FIELD MANAGERは、どのようなことにお役立ていただいていますか？

A. うちの地域は畑の貸し借りが頻繁に行われています。そのため、前作で違う方が全く異なる作物を作っていたケースも少なくありません。そうした初めての圃場では、地力の高低が分からないことがあります。そこで、地力マップを参考にしながら施肥設計を工夫しました。その結果、「ここまで蒔く必要はなかった」という部分に気づき、省肥設計ができ、コスト削減・収益増加につながりました。

Q. 今後の展望や夢を教えてください。

A. うちでは季節のパートさんも含めて25人ほどが働いています。その多くが外国人です。「日本で働いてみよう」という気持ちで来日された方や、生活のため、あるいは母国にいる家族を養うために働いている方もいます。そういう大きなものを背負いながらうちで働いてくれています。ですから、従業員やその家族が安心して生活できるよう、経営をしっかりと頑張っていきたいと思っています。