ユーザーズボイス 青森県 成田 靖幸さん

青森県 成田 靖幸さん
Q. 農業を始められたきっかけをお教えください。
A. 私はもともと他県でサラリーマンとして働いていました。2018年にりんご農家をやっていた父が急に亡くなり、母が「今年1年はりんごをやりたいな」と言ったんです。それで思い切って会社を辞めました。1年間やってみると、意外と面白かったんですよね。いろいろ夢があるなと思って。なので、翌年から徐々に園地増やして色々なチャレンジを始めました。
Q. 農業のどのようなところに、魅力・やりがいを感じていらっしゃいますか?
A. 農業には自分の手で作物を育てる面白さがありますし、作り方や売り方次第で、夢や希望が膨らみますね。例えば、ただ作物を箱に詰めて出荷するだけではなく、SNSを使って、自分がどんな思いで、どのように育てているのかを発信することで、付加価値を感じてもらえるかもしれません。単純に作って売るのではなく、何か付加価値つけて売ることを考えれると、農業は結構面白いと思いますね。
Q. 現在、お仕事上で課題になっていることは何でしょうか?
A. 作業の負担を軽減するために、6年前から高密植栽培を取り入れました。できれば高密植栽培を拡大していきたいのですが、経費が結構かかります。支柱の価格も上がっていますし。作業できる人手が減っているなかで、コストを抑えつつ、効率よく品質のいいりんごを作ることを目指しています。
Q. 使用しているBASFのソリューションがあれば、どのようなことに貢献しているか教えてください。
A. この地域では共同防除を行っており、一昨年は褐斑病の被害は少なかったのですが、被害が出た箇所もありました。昨年はベランティー®フロアブルを使ってみたところ、使用した部分では、使用していない部分に比べて褐斑病の被害が少なかったです。この地域の農家のみなさんも黒星病や褐斑病、害虫に効く薬を求めていると思いますね。
Q. 若手生産者、就農を考えている方にメッセージをお願いします。
A. 「農業は大変」というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、やり方次第でそこまで大変ではないと思います。私自身、それほど苦労を感じることはないですね。今は省力化につながる新しい技術も出てきていますし。昔は朝4時半に起きて作業していましたが、今はそんな早くからは作業していません。週に1回ぐらいしっかりと休む日を決めてやってます。こうして働き方を変えることで、若い方も入りやすい環境を整えたいと思います。この地域でも、新規就農者が増えており、みなさん楽しそうに農業に取り組んでいます。農家はこれから良い方向に進むのではないかと思ってます。