ゴーゴーサン剤についてお問い合わせの多いQ&Aをご紹介します
効果について
- 雑草発生後でも使用できますか?
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芽が出たばかりの雑草にも多少効果がありますが、雑草発生前に散布することでより安定した効果を発揮します。雑草の芽が出る前に散布することをお勧めします。
- 効果発現の仕組みについて教えてください
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ゴーゴーサン剤は散布後、土壌に強く吸着され土壌表面から1~2cmの厚さの処理層を形成し、土壌中の種子から発芽する雑草が処理層にあたることで枯死させます。処理層の下深くから発芽する雑草、多年生雑草、すでに成長している雑草にはほとんど効果がありません。
- 雑草を抑える残効期間を教えてください。
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ゴーゴーサン剤の残効期間は天候や圃場条件などにもよりますが、約45~60日です。登録範囲内の薬剤投下量と、均一に散布することが上手な使い方のポイントとなります。
使用方法について
- 作物に直接かかっても大丈夫ですか?
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例えば、「ねぎ」は定植後の全面土壌散布として登録があり、作物にかかっても薬害のリスクは非常に少ないです。それ以外にも、直接作物に散布するケースとしては、たまねぎ、にんにく、にら(定植後、乳剤)、キャベツ(細粒剤F)、さといも(土寄せ後、新適用拡大)についても質問が多く、以下を参照ください。
【定植後のねぎの場合】
登録通りに使っていただければ大丈夫です。使用時期:定植後~定植10日後まで、雑草発生前。(乳剤・細粒剤F共通)【定植後のたまねぎの場合】
登録通りに使っていただければ大丈夫です。使用時期:定植後~収穫30日前まで、雑草発生前。(乳剤・細粒剤F共通)【植付後のにんにくの場合】
登録通りに使っていただければ大丈夫です。使用時期:植付後~収穫60日前まで、雑草発生前。(乳剤・細粒剤F共通)【定植後のにらの場合】
登録通りに使っていただければ大丈夫です。使用時期:定植後~定植10日後まで、雑草発生前。生育期は畦間散布でを願いします。使用時期:雑草発生前、収穫30日前まで(乳剤)【定植後のキャベツの場合】
登録通りに使っていただければ大丈夫です。使用時期:定植後~定植翌日、雑草発生前。(細粒剤Fのみ)乳剤には定植後の登録がありませんのでご注意下さい。【土寄せ後のさといもの場合】
登録通りに使っていただければ大丈夫です。使用時期:土寄せ後,収穫60日前まで、雑草発生前。(乳剤・細粒剤F共通) - 薬害を避ける方法を教えてください。
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主な薬害の原因は、作物の根部に直接有効成分が触れて作用することです。薬害を避けるためには、「播種の場合は覆土をていねいに行い、覆土の深さ2~3cm以上すること」、「激しい雨が予想される前には使用しないこと」などがあげられます。
製品について
- 乳剤と細粒剤Fの違いについて教えてください。
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水で希釈して散布する乳剤タイプと、粒でそのまま散布いただける粒タイプがあり、効果に差はありません。両製品で登録作物、使用方法が異なりますので使用場面、作物、散布方法(散布機械)に応じてお選びください。なお、製剤タイプは異なりますが、有効成分ペンディメタリンの総使用回数に注意してご使用ください。
- 薬剤が壁についてしました、黄色い着色を落とす方法を教えてください。
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着色を落とす方法はありませんので、着色にはくれぐれもご注意ください。
登録内容について
- 登録ラベルに記載されていない作物にも使用できますか?
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登録ラベルに記載されていない作物には使用できません。乳剤と細粒剤Fでは登録作物、使用方法が異なりますので、最新の登録作物についてはこちらのリンクからご確認ください。
ゴーゴーサン乳剤の登録内容
ゴーゴーサン細粒剤Fの登録内容
- 使用薬量について教えてください。
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除草剤は希釈倍率ではなく、面積あたりの投下薬量で登録が決められています。
例)ねぎの場合/ゴーゴーサン細粒剤F 使用量4~6kg/10a
1㎡あたりの使用量は4~6gとなり、使用量は雑草の密度、生えてくる草種に応じて登録の範囲内で調整してください。
例)ねぎの場合/ゴーゴーサン乳剤 使用量200~300ml/10a 散布水量70~100L/10a
10aあたりでは、原液200~300mlを70~100Lの水で希釈して散布となります。
使用量は雑草の密度、生えてくる草種に応じて、散布水量は土壌の湿度に応じて調整してください。